シェアその16

鏡の種類


よろしくお願いします。

 相変わらず波はありますが、最近少し元気になってきた感覚があります。併せて言語能力が高まっている気がします。誤解のないように説明する力が以前より高くなっている感覚があります。

 連日家族が警察沙汰を起こしているので、軽躁状態を疑いましたが違うようです。

 

 連日の警察沙汰で私の家族は底をついて治療につながりました。彼、彼女らにこれからどれだけの回復と変化があるかは私には知りようがありませんが、私は一言だけ治療を紹介しました。

 

 あの家も流石に底をついて私の話を聞かざるを得なくなったようです。治療という大げさな話だけでなく、「料理をするときは換気扇を回したほうが良いですよ」とか「トイレでうんちをするときは扉を閉めたほうが良いですよ」といった日常の些細な会話も成立し、意見が通るようになりました。今までは末っ子がピーピーと何か言っている、微笑ましい程度のものだったのでしょう。つまり、あの家は底をついて初めて私を発見したようです。

 

 

 前回、シェアその15で私が他者を発見することで私自身を発見したと説明しました。今回、あの家が底をついて私を発見したという事実もまた、私が私を発見することと同義なのでしょう。何しろ人間は他者を鏡として使って自分を理解する生き物なのですから。

 特に家族は多くの場合に人が生まれて初めて出会う集団です。つまり社会性の核でもあるので、その家に発見されるということは私の自己理解にとってより利益が大きく、インパクトも強いのでしょう。以上です。ありがとうございました。